白色の似合う女性は誰でしょう?

白色の似合う女性って、最高の褒め言葉だわ。

だってアタシにとって白は、厨房に入る許可証の色だもの。

コックコートという名の白衣に身を包めば、自然と気合が入る。

今日も頑張ろうって思えるし、美味しいものを作ろうって気にもなる。

それから、テーブルクロスも真っ白が良いわね。

飲食店にとって清潔感はとっても重要だもの。

お皿もカップも、曇りひとつない白が良いわ。

そんな白が似合うってことは、アタシ、ちゃんとプロの料理人ってことでしょ?

さぁ、あとはアタシの腕がその評価に見合うかどうか、その舌で確かめてみてよ!

 

白色の似合う女性だなんて、言わないでください。

だって、せっかく大人っぽい黒色を選んでいたのに。

白が似合うってなんだか、子供っぽいと言われているようで・・・。

それがそのまま、君は恋愛対象じゃないよって言われている気がします・・・。

私、見た目ほど子供じゃありません。

だからちゃんと私を見てください。

どうですか?

白じゃありませんけど、この黒いのも、似合っているでしょう?

 

白色の似合う女性

それはあたしの肌と比べて映えるからってこと?

あひゃひゃひゃ。

冗談よ冗談、あたし別に気にしてないもの。

この肌だって、コレの裏の瞳だって、持って生まれたあたし自身だからね。

人は色々好き放題に言うモンだしさ、だったら自分くらいは自分の味方で居なきゃ!

え? キミも味方で居てくれるって?

あっひゃっひゃ。

ううん、違う違う、馬鹿にしてなんかないよ。

ありがとう! すごく嬉しい!

 

白色の似合う女性・・・とおっしゃいましたか?

それは、その・・・はい。

私は確かに白いのですが、それは似合うとかそういう・・・。

ですから、私はあなたが思うほど純真でも無垢でもありません。

真っ白なのは色素が無いだけのことです。

本当はこの肌のように白く在りたい、そう思っています。

けれど過去は変えられません。

私が汚れてしまった事実も、消し去ることはできないのです。

でも・・・それでも、未来は変えられる!

あなたの言う白が似合う女性になれるよう、私、一生懸命自分を磨きますね!

 

白色の似合う女性とか言われてもねぇ。

ご覧の通り私は、愛想も無いし気も利かないただの剣士。

対峙した瞬間に、惚れた腫れたより先に斬れるか斬れないか、勝てるか勝てないかで判断するような女だもの。

だから、白刃はくじんが似合うってんなら喜んで受け取っておくわ。

・・・ちょっと、聞いてるのっ!?

だから、私は白色の似合・・・え・・・?

・・・あ、そう。

ふ~ん・・・そう、なんだ。

いいわよ、付き合っても。

なんでそんなに驚いてるのよ、あんたが言い出したことでしょ?

 

白色の似合う女性とお会いしていたらしいですね。

ええ、村中の噂です。

別にあなたがどこで誰と会っていようと構いませんけど。

・・・怒ってなんかいません。

・・・怒ってませんって。

怒ってないってば!

あ、すみません・・・つい・・・。

はぁ・・・。

正直に白状します。

あなたには隠し事なんて意味の無いことですし。

・・・怒ってますし、不安ですし、嫉妬もしてます。

え? えぇ!?

・・・ごめんなさい、私ったらくだらない噂を本気にして・・・。

でも、良かったぁ・・・ぐすっ。

 

 

 

全部ウチの子がしゃべっています。

さて、どれが誰だかお分かりになったでしょうか?

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A.タオナン

B.カミューネ

C.エスヒナ

D.アウレイス

E.エコニィ

F.マーウィン

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